連日サングラス姿の王者マルティネス「恥ずかしがり屋なので」井岡一翔と再戦前に「弱点」明かす
井岡一翔、マルティネスがともに計量クリア 井岡「何があっても勝利をつかむ」
◆プロボクシング ▽WBA世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・フェルナンド・マルティネス―同級6位・井岡一翔▽ライト級(契約体重133ポンド=60・3キロ以下)10回戦 堤駿斗―ハイメ・アルボレダ▽フライ級(契約体重110ポンド=49・8キロ以下)8回戦 吉良大弥―ジャクソン・サパタ(5月11日、東京・大田区総合体育館)
WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量が10日、都内で行われ、挑戦者の同級6位・井岡一翔(志成)、同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)ともに規定体重より200グラム軽い51・9キロでクリアした。両者は計量後、フェースオフで闘志をぶつけ合った。
井岡が世界王座に返り咲けば、元世界3階級制覇王者・長谷川穗積が2016年に作った35歳9か月の国内最年長王座奪取記録を更新する。「(王者は)コンディションが良さそうなので、明日戦えるのを楽しみにしている」と井岡が言えば、マルティネスも「明日の大きな試合を人々が満足いくよう、本当の試合をしたい」と意欲を見せた。
昨年7月の初戦ではマルティネスが判定勝ちし、大みそかにダイレクトリマッチを予定していたが、王者がインフルエンザに感染して中止となった。試合展開について聞かれ、「1ラウンドからパンチの応酬をしたい。後半KO狙う」と話した王者に対し、井岡は「KOで明確に決着を着けるのが理想だが、一番は自分のボクシングをして、KOでも判定でも勝つことが一番。何があっても勝利をつかむ」と決意を示した。
戦績は、33歳のマルティネスが17戦全勝(9KO)、36歳の井岡が31勝(16KO)3敗1分け。
試合はABEMAでライブ配信される。
プロボクシングWBA世界スーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス(33=アルゼンチン)が元世界4階級制覇王者の返り討ちに自信を示した。11日、東京・大田区総合体育館で同級6位の井岡一翔(36=志成)との約10カ月ぶりの再戦を控える。10日には東京・品川区のホテルで前日計量に出席。両者ともにリミット(52・1キロ)より200グラム少ない51・9キロでクリアした。約15秒間のフェースオフ(にらみ合い)も展開し、臨戦態勢を整えた。
昨年7月の初対決では前に出る姿勢を貫き、手数でも上回って判定勝利を収めた。マルティネスは「1回からパンチの応酬、血のわくようなパンチの応酬をする。後半にKOを狙う」と自信の笑みを浮かべた。前日9日、都内で行われた調印式に続き、前日計量にもサングラス姿で姿をみせた。ラテン系の明るい性格のマルティネスだが「サングラスをかけていると大変、リラックスして落ち着いていられる。恥ずかしがり屋なので」と意外な「弱点」も明かした。
井岡に2連勝すれば、同階級の人気スター選手、WBC世界同級王者ジェシー・ロドリゲス(米国)との統一戦など、さらに大きな舞台にステップできることは間違いない。マルティネスは「明日は大きな試合。人々が満足する、本当の戦争がしたい。日本が、世界が、アルゼンチンのみなさまに喜んでもらえる試合をしたい。2人のグレートな選手が人生をかけて戦う。リングの上ですべてを出し切るつもりだ」と言葉に力をこめていた。
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